リノベーションとは、中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修を行うこといいます。
例えば、水・電気・ガスなどのライフラインや構造躯体の性能を必要に応じて更新・改修したり、ライフスタイルに合わせて間取りや内外装を刷新することで、快適な暮らしを実現する現代的な住まいに生まれ変わります。
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新築住宅に比べ、価格が低く、購入後の価格下落も穏やかなのが中古住宅の特徴です。
リノベーション費用をかけても新築に比べリーズナブルに住まいを取得できるだけでなく、資産価値の目減りが少ないといえます。また、リノベーションをすることで、価値が高まり、次世代へ優良な住宅を引き継ぐことができます。
中古住宅を活用するリノベーションは、環境への負担が少ないことも大きな特徴です。例えば、CO2排出量は建替工事に比べて33分の1とわずかです。(参考:『コンバージョンの資源循環型社会への貢献』佐藤考一/鈴木香菜子(エクスナレッジ))。廃棄物の発生も22分の1で済み、資源の節約に直結します。リノベーション住宅は、未来・次世代を見すえたものなのです。
日本は今、本格的なSDGsな社会を迎えようとしています。
価値あるものをつくって、長く大切に使う社会を目指すことは、地球にやさしい、持続可能な社会への大切な近道です。日常生活に目を巡らしてみれば、クルマも服も家具も雑貨も、ユーズド、リサイクル・リユース等です。
そう、新品じゃなくてもいいものはいい。循環型の消費スタイルが定着しつつあります。住宅だってこれからは循環型がふさわしい。自分なりの価値観で「いいな」と思える家を探して、手を入れながら大切に使い、次世代へ引き継いでいく住まいにつながります。